ざっくり簡単解説!北条基時とは?

北条基時(ほうじょう もととき)は、鎌倉幕府の第13代執権であり、北条氏の一族として幕府の政治に関わりました。1327年に第12代執権北条煕時から執権の地位を受け継ぎ、短期間ですが執権を務めました。

基時が執権の職に就いた時代、鎌倉幕府はすでに衰退期にあり、元寇後の経済的な負担や、武士層の不満、内部対立が深刻化していました。彼の執権時代には、特筆すべき改革や政策は打ち出されず、幕府内部の混乱は解消されないままでした。

基時は1328年に執権の職を退任し、その後は政治の表舞台から退きました。彼の治世は約1年と短く、鎌倉幕府が崩壊に向かう過程の一部として記録されています。

北条基時の退任後も、幕府は内外の問題に対処できず、1333年に鎌倉幕府は滅亡を迎えました。基時は、幕府末期の不安定な時代に執権を務めた人物であり、幕府の衰退が進む中で重要な役割を果たした一人です。

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