ざっくり簡単解説!足利義政とは?

足利義政(あしかが よしまさ)は、室町幕府の第8代将軍で、7代将軍足利義勝の弟として1449年に将軍職に就きました。義政の治世は、将軍としての統治力が弱く、彼の無関心が幕府内外での権力争いを激化させました。特に、1467年に勃発した応仁の乱は、義政の後継者争いと有力大名間の対立が原因となり、長期にわたる戦乱へと発展しました。

義政自身は政務にあまり関心を示さず、銀閣寺を建立し、茶道や庭園造りなど文化活動に傾倒しました。この時期は「東山文化」と呼ばれ、義政の芸術的な貢献が評価される一方で、政治面では将軍としての役割を果たせず、室町幕府の権威が大きく揺らぐこととなりました。

応仁の乱によって京都は荒廃し、室町幕府の衰退が加速しました。義政は将軍職を息子の足利義尚に譲り、隠居生活に入りますが、乱の影響は幕府を弱体化させ、戦国時代への道筋を作る結果となりました。

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