ざっくり簡単解説!足利義詮とは?
足利義詮(あしかが よしあきら)は、室町幕府の第2代将軍で、初代将軍足利尊氏の子です。1330年に誕生し、1358年に父の死後、2代将軍として幕府を率いました。義詮は、父の死後も引き続き南北朝時代の混乱の中で室町幕府の統治を行いましたが、父と比べると統治能力には限界があり、内政・外交共に苦労が絶えない時期となりました。
義詮の時代には、南朝との戦いが続き、幕府の統一には至らなかったものの、北朝の強化に努めました。また、父の時代に開始された幕府の基盤固めを引き継ぎましたが、強力な支配力を発揮することはできませんでした。義詮の治世は短く、1367年に病に倒れ、息子である足利義満が3代将軍としてその後を継ぐことになります。
義詮の治世は、幕府の内部問題と南朝との対立が続いた困難な時期であり、後の義満の時代に至るまで室町幕府の基盤作りの過程であったと言えます。
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