ざっくり簡単解説!大正天皇とは?

大正天皇(たいしょうてんのう)は、1912年から1926年まで在位した日本の第123代天皇です。彼の治世は大正時代と呼ばれ、明治時代の近代化を引き継ぎつつ、さらなる社会的・政治的変化を経験しました。大正天皇は、健康面の問題から積極的に政治に関与することは少なく、元老や内閣に依存する形で統治が進められました。

大正天皇の治世においては、大正デモクラシーと呼ばれる政治的な自由主義や民主主義の風潮が広がり、普通選挙法の成立(1925年)や、労働運動、社会運動の活発化など、社会の自由化が進みました。また、外交面では第一次世界大戦が勃発し、日本は連合国側で参戦し、戦後の国際的な地位を高めました。

1926年、大正天皇が崩御し、彼の息子である昭和天皇が即位します。大正天皇の時代は、日本が近代国家としての基盤をさらに固め、次の昭和時代へと繋がる重要な時期となりました。

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