ざっくり簡単解説!後土御門天皇とは?
後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)は、日本の第103代天皇であり、1464年に父である後花園天皇から譲位を受けて即位しました。後土御門天皇の治世は、応仁の乱(1467年〜1477年)という日本全土が戦乱に巻き込まれた時期に重なります。
彼の治世は、室町幕府の力が衰退し、守護大名や地方の権力者たちが力を持つ戦国時代の幕開けとなりました。後土御門天皇自身は政治的な権力を持たず、天皇家の経済状況も厳しかったため、朝廷の運営は困難を極めました。応仁の乱は京都を中心に広がり、都は荒廃しましたが、後土御門天皇は混乱の中でも天皇としての地位を維持し続けました。
彼の治世では、天皇の権威は象徴的なものにとどまり、実際の政治的権限は室町幕府や戦国大名が握っていました。後土御門天皇は在位中、天皇としての儀式や文化的な活動を続け、伝統を守り続けましたが、実質的な政治の主導権はほとんどありませんでした。
1500年に後土御門天皇は崩御し、息子の後柏原天皇が即位しました。後土御門天皇の治世は、天皇家が苦境に立たされながらも、その伝統を維持し続けた時代を象徴しています。
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