ざっくり簡単解説!後亀山天皇とは?

後亀山天皇(ごかめやまてんのう)は、日本の第99代天皇であり、南朝の最後の天皇です。1383年に父である長慶天皇から譲位を受けて即位しました。後亀山天皇の治世は南北朝時代の最終局面にあたり、南朝の勢力は著しく弱体化していました。

彼は吉野を拠点に南朝の正統性を主張し続けましたが、軍事的な劣勢の中で、足利幕府との対立は続きました。しかし、1392年に後亀山天皇は足利義満との間で和解し、南北朝の統一が実現します。この南北朝合一によって、北朝の天皇が正式な天皇として認められ、南朝はその歴史的役割を終えることとなりました。

南北朝合一後、後亀山天皇は天皇としての権威を失い、隠棲生活を送りました。彼の治世は、南北朝の争乱が終結し、日本の統一が回復した重要な時期を象徴しています。

南北朝時代の関連記事

室町時代の関連記事