ざっくり簡単解説!後醍醐天皇とは?

後醍醐天皇(ごだいごてんのう)は、日本の第96代天皇であり、1318年に即位しました。彼の治世は、日本史における大きな転換期であり、鎌倉幕府の終焉と南北朝時代の幕開けをもたらしました。後醍醐天皇は、天皇親政を目指し、武士による幕府政治に反抗しました。

1331年に元弘の乱を起こして鎌倉幕府打倒を試みましたが、一度は敗北し、隠岐島に流されました。しかし、1333年に足利尊氏楠木正成などの協力を得て幕府を倒し、京都に戻って建武の新政を始めました。建武の新政は、短期間であったものの、天皇主導の政治を復活させる試みでした。

しかし、後醍醐天皇の政策は武士層の不満を招き、1336年に足利尊氏が反旗を翻し、天皇は再び追放され、吉野に逃れました。この結果、朝廷は北朝と南朝に分裂し、南北朝時代が始まりました。後醍醐天皇は南朝の天皇として吉野で政治を続け、正統な皇位を主張し続けましたが、1339年に崩御しました。

後醍醐天皇の治世は、鎌倉幕府の滅亡と天皇の権力復興を目指した重要な時代であり、その影響は後の南北朝時代にまで続きました。

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