ざっくり簡単解説!後二条天皇とは?
後二条天皇(ごにじょうてんのう)は、日本の第94代天皇であり、1301年に兄である後伏見天皇から譲位を受けて即位しました。在位期間は1301年から1308年までの7年間です。後二条天皇は、大覚寺統に属しており、両統迭立の制度の下で即位した天皇です。
後二条天皇の治世は、父である亀山上皇による院政が行われ、実質的な政治の実権は上皇が握っていました。彼の治世中は、大きな戦乱や政変は起こらず、比較的安定した時期とされていますが、持明院統と大覚寺統の対立は続き、皇位継承問題が残されました。
1308年、後二条天皇は在位中に病気で崩御し、その治世は短命に終わりました。彼の死後、持明院統の花園天皇が即位し、両統間の皇位争いが再び続くこととなりました。後二条天皇の治世は、両統迭立の中で大覚寺統が力を持った時期の一つでした。
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