ざっくり簡単解説!後深草天皇とは?

後深草天皇(ごふかくさてんのう)は、日本の第89代天皇であり、1246年に父である後嵯峨天皇から譲位を受けて即位しました。在位期間は1246年から1259年までの13年間です。彼の治世は鎌倉幕府の影響下にあり、実質的な政治の主導権は幕府と院政を行う父・後嵯峨上皇が握っていました。

後深草天皇の治世中、特に目立った出来事はありませんでしたが、彼の退位後に皇位継承問題が深刻化しました。退位後、後深草天皇の弟である亀山天皇が即位しましたが、この兄弟の子孫による皇位争いが両統迭立(持明院統と大覚寺統)の原因となり、後の南北朝時代の分裂へと繋がっていきます。

後深草天皇は退位後も長命で、持明院統の祖として、後の皇位継承問題で大きな影響を与えました。彼の治世は、鎌倉時代の中期における皇位継承と院政の複雑な関係を象徴する時代でした。

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