ざっくり簡単解説!後嵯峨天皇とは?
後嵯峨天皇(ごさがてんのう)は、日本の第88代天皇であり、1242年に四条天皇の崩御を受けて即位しました。在位期間は1242年から1246年までの短期間でしたが、彼の治世後も院政を行い、長く政治に影響を与えました。
後嵯峨天皇は即位当初、鎌倉幕府の支援を受けて天皇となりましたが、1246年には自ら退位し、息子である後深草天皇に譲位しました。しかし、退位後も上皇として院政を行い、政治の実権を握り続けました。この時代は鎌倉幕府と朝廷が協調しつつも、権力を巡る対立が続く時期でした。
後嵯峨天皇の院政期には、皇位継承問題が深まり、彼の子孫である後深草天皇と亀山天皇の間で皇位を巡る争いが起こり、これが後の両統迭立(持明院統と大覚寺統)につながる原因となりました。後嵯峨天皇は1287年に崩御し、彼の院政時代は鎌倉時代中期の重要な時期として位置づけられています。
- 最終更新日: