ざっくり簡単解説!後堀河天皇とは?

後堀河天皇(ごほりかわてんのう)は、日本の第86代天皇であり、1221年の承久の乱後に即位しました。在位期間は1221年から1232年までで、彼の治世は鎌倉幕府が朝廷を完全に支配していた時期にあたります。

承久の乱で後鳥羽上皇や順徳天皇らが鎌倉幕府に敗北した後、幕府は朝廷の影響力を弱め、より従順な天皇を擁立しました。それが後堀河天皇でした。彼は土御門天皇の子であり、幕府の意向により即位しましたが、実質的な権力は鎌倉幕府が握っていました。

後堀河天皇の治世は比較的安定していたものの、政治的な実権は幕府側にあったため、天皇としての役割は形式的なものでした。1232年に退位し、その後は後嵯峨天皇が即位しました。

後堀河天皇の治世は、鎌倉幕府による支配が強化された時期であり、天皇の権威が大きく制約された時代の象徴となっています。

鎌倉時代の関連記事