ざっくり簡単解説!土御門天皇とは?
土御門天皇(つちみかどてんのう)は、日本の第83代天皇であり、後鳥羽天皇の子として1198年に即位しました。在位期間は1198年から1210年までで、彼の治世も父である後鳥羽上皇の院政の影響を強く受けていました。
土御門天皇の治世は、源頼朝による鎌倉幕府の成立後であり、天皇は実質的な政治権力を持たず、幕府と朝廷の力関係が徐々に固まっていく時期にありました。1210年、土御門天皇は父・後鳥羽上皇の意向に従い、弟の順徳天皇に譲位しました。
その後、1219年に起こった承久の乱では、土御門天皇も父の後鳥羽上皇とともに鎌倉幕府打倒を目指しましたが、失敗に終わり、土御門天皇は隠岐島に流されることなく、土佐に流されました。土御門天皇はその地で亡くなり、彼の人生は悲劇的な結末を迎えました。
彼の治世は、後鳥羽上皇による院政と、鎌倉幕府の支配が強化されていく中での象徴的な時代であり、承久の乱後の流刑も含め、鎌倉幕府と朝廷の対立の一端を担った天皇として位置づけられています。
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