ざっくり簡単解説!崇徳天皇とは?

崇徳天皇(すとくてんのう)は、日本の第75代天皇であり、父である鳥羽天皇から1123年に譲位を受けて即位しました。在位期間は1123年から1142年までの約19年間で、崇徳天皇の治世も院政時代の影響を大きく受けています。在位中は、実質的な政治の主導権は父の鳥羽上皇が握っていました。

崇徳天皇は、1142年に退位し、弟の近衛天皇に譲位しましたが、退位後も自身が政治に影響を与えたいと考えていました。しかし、鳥羽上皇と崇徳上皇との間で権力争いが激化し、これが後の保元の乱(1156年)へと発展しました。保元の乱では、崇徳上皇が敗北し、彼は四国の讃岐(現在の香川県)に流され、その地で崩御しました。

崇徳天皇はその後、怨霊となったという伝説でも知られ、特に後世の武士たちに畏れられました。彼の治世は、院政下の政治的対立が激化する中での象徴的な時期であり、後に続く権力闘争に大きな影響を与えました。

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