ざっくり簡単解説!三条天皇とは?
三条天皇(さんじょうてんのう)は、日本の第67代天皇であり、1011年に兄である一条天皇から皇位を譲られ即位しましたが、在位期間は1011年から1016年までのわずか5年間でした。三条天皇は、視力の悪化や病気などの健康問題に悩まされており、そのため治世は短く終わりました。
三条天皇の時代も依然として藤原道長の影響が強く、摂政として政務を取り仕切っていましたが、三条天皇は道長と対立する場面もありました。三条天皇は、道長の娘を皇后に迎えることを拒み、自身の意思を貫こうとしましたが、これが藤原氏との関係を悪化させました。道長は、三条天皇を退位させるために政治的圧力を強め、最終的に三条天皇は病を理由に退位を余儀なくされました。
1016年、三条天皇は退位し、道長の孫である後一条天皇に皇位を譲りました。退位後は出家し、法皇として余生を送りました。三条天皇の治世は短く、藤原氏の影響下での天皇として、摂関政治の中で天皇の権力が抑制される時代の象徴とされています。
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