ざっくり簡単解説!大正時代とは?

大正時代(たいしょうじだい)は、1912年から1926年まで続いた日本の時代で、大正天皇の治世に由来しています。この時期は、政治的・社会的に大きな変化が起き、特に大正デモクラシーと呼ばれる民主主義的な動きが進んだ時代です。

政治面では、議会政治政党政治が発展し、普通選挙運動も活発化しました。1925年には、普通選挙法が制定され、25歳以上のすべての男性に選挙権が与えられるなど、国民の政治参加が拡大しました。

また、大正時代は第一次世界大戦(1914年-1918年)が影響を与えた時期でもあり、日本は連合国側として参戦し、戦後の国際社会での地位を高めました。戦争景気により経済が活性化した一方、戦後の不況や米騒動(1918年)などの社会問題も発生しました。

文化面では、西洋の影響を受けた自由な思想や芸術が発展し、都市部ではモダン文化が広がりました。特に文学や映画など、新しい文化が日本社会に浸透しました。

大正時代は、大正天皇の崩御後、1926年に昭和時代へと続きます。

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