ざっくり簡単解説!南北朝時代とは?
南北朝時代(なんぼくちょうじだい)は、1336年から1392年まで続いた、日本の歴史における内乱期です。この時代は、後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒し、建武の新政を行おうとしましたが、これに反発する勢力によって京都に北朝が、奈良の吉野に南朝が成立し、二つの朝廷が並立して対立した時期です。
後醍醐天皇は、1333年に鎌倉幕府を滅ぼした後、天皇による直接統治を目指す「建武の新政」を開始しましたが、武士の支持を得られず失敗しました。その後、足利尊氏が新たに北朝を立て、後醍醐天皇は南朝を中心に抗争を続けました。南朝は天皇の正統性を主張し、北朝は武士の支持を背景に全国の支配を固めました。
南北朝時代は約60年続きましたが、1392年に足利義満の仲介により南朝が北朝に合流し、統一されました。この時代は、武士の権力が強まり、天皇の政治的な力が衰える大きな転換点となりました。
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