ざっくり簡単解説!伊達重村とは?
1742年-1796年(満55歳没)
伊達重村(だて しげむら)は、江戸時代中期の仙台藩第7代藩主です。1742年、先代藩主伊達宗村の長男として生まれ、幼少期から藩主としての教育を受けました。明和7年(1770年)、父・宗村の死去に伴い、藩主に就任しました。
重村は藩政の安定化と経済の立て直しを図り、財政改革や新田開発、農業技術の向上を推進しました。また、領民の生活向上を目指し、治水工事や灌漑施設の整備に力を入れました。これにより、仙台藩の農業生産は向上し、経済的な基盤が強化されました。
文化面でも積極的に支援を行い、学問や芸術の振興に貢献しました。江戸幕府との関係を重視し、安定した藩運営を行いましたが、その一方で藩内の派閥争いや財政問題も抱えていました。寛政2年(1790年)、重村は隠居し、家督を長男の伊達周宗に譲りました。寛政8年(1796年)に55歳で死去しました。
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