ざっくり簡単解説!伊達綱村とは?
1659年-1719年(満60歳没)
伊達綱村(だて つなむら)は、江戸時代前期から中期にかけての仙台藩第4代藩主です。1659年、父・伊達綱宗の嫡男として生まれ、幼少期に父が隠居を命じられたことで、1660年に2歳で藩主となりました。幼少での藩主就任に伴い、叔父である伊達宗勝らが後見役として藩政を補佐しました。
綱村の治世は、家臣団内の権力争いや政務の混乱が発生しましたが、成人後は安定した統治を行い、仙台藩を発展させました。彼は領内の経済基盤を強化するために、新田開発や治水事業を推進し、農業生産を向上させました。また、文化の保護にも力を注ぎ、和歌や漢詩、茶道などを奨励しました。
また、綱村は幕府との関係を重視し、江戸幕府からの信任を受けていました。藩政の安定化に伴い、仙台藩は領内の繁栄を迎えました。1719年、綱村は家督を養子の伊達吉村に譲り、隠居しました。1723年に65歳で没し、仙台藩のさらなる発展に道を開いた功績が評価されています。
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