ざっくり簡単解説!徳川家茂とは?
徳川家茂(とくがわ いえもち)は、江戸幕府第14代将軍で、1846年に紀州藩主徳川斉順の次男として生まれました。幼名は菊千代。1858年、前将軍徳川家定の死去に伴い、わずか12歳で将軍職を継承しました。
家茂の治世は、幕末の動乱期にあたり、安政の大獄や桜田門外の変など、国内外で多くの事件が発生しました。1862年、孝明天皇の妹である和宮親子内親王と結婚し、朝廷との関係強化を図りました。
1863年、長州藩が攘夷を掲げて下関戦争を引き起こし、幕府はこれに対処しました。1864年には、禁門の変で長州藩を討伐し、幕府の権威を示しましたが、国内の混乱は収まりませんでした。
1866年、第二次長州征伐を指揮するため上洛中に病に倒れ、同年7月、21歳の若さで死去しました。家茂の死後、徳川慶喜が第15代将軍として跡を継ぎました。
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