ざっくり簡単解説!徳川家重とは?

徳川家重(とくがわ いえしげ)は、江戸幕府第9代将軍で、1712年に徳川吉宗の長男として生まれました。幼名は長福丸。1745年、父・吉宗の隠居に伴い、将軍職を継承しました。

家重は生来病弱で、言語に障害がありましたが、側用人の大岡忠光の補佐を受け、幕政を運営しました。彼の治世中、宝暦の飢饉郡上一揆などの災害や一揆が発生し、幕府はこれらの対応に追われました。また、宝暦治水事件では、薩摩藩に木曽三川の治水工事を命じ、大きな負担を強いました。

家重は、弟の田安宗武一橋宗尹に対し、御三卿としての地位を与え、将軍家の後継体制を整備しました。1760年、長男の徳川家治に将軍職を譲り、大御所として幕政を後見しましたが、翌1761年に49歳で死去しました。

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