ざっくり簡単解説!徳川吉宗とは?

徳川吉宗(とくがわ よしむね)は、江戸幕府第8代将軍で、1684年に紀州藩主・徳川光貞の四男として生まれました。幼名は源六。1716年、7代将軍徳川家継の死去に伴い、将軍職を継承しました。

吉宗の治世は、享保の改革と呼ばれる一連の政策改革で知られています。財政再建のため、上米の制を導入し、大名から米を献上させる代わりに参勤交代を緩和しました。また、目安箱を設置し、庶民の意見を政治に反映させる試みを行いました。さらに、新田開発を推進し、農業生産の拡大を図りました。

文化面では、洋書輸入の一部解禁を行い、蘭学の発展を促進しました。また、小石川養生所を設立し、貧困層への医療支援を行いました。吉宗の治世は、質素倹約を奨励し、幕府の財政基盤を強化しました。

1745年、吉宗は将軍職を長男の徳川家重に譲り、大御所として幕政を後見しました。1751年、66歳で死去しました。吉宗の改革は、江戸幕府の中興の祖と称され、その後の幕政に大きな影響を与えました。

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