ざっくり簡単解説!黒田長徳とは?

黒田長徳(くろだながのり)は、幕末から明治時代にかけての筑前秋月藩第12代(最後の)藩主です。1848年に第10代藩主黒田長元の八男として生まれ、母は側室である今村氏でした。当初は他家への養子として計画されていましたが、文久2年(1862年)に兄の黒田長義が嗣子を残さず死去したため、急遽養嗣子となり家督を継ぎました。

藩主としては、幕末の動乱期に長崎警備を務めるなど、幕府への忠勤を続けました。1868年の明治維新により藩政は大きな転換を迎え、翌年の版籍奉還で知藩事となり、藩の政務を続けました。1871年の廃藩置県に伴い東京に移住し、1884年に子爵の爵位を受けました。1892年に45歳で東京にて亡くなり、その後は養子の黒田長敬が家督を継ぎました。

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