ざっくり簡単解説!黒田長元とは?
黒田長元(くろだながもと)は、江戸時代後期の筑前秋月藩第10代藩主であり、幕末の混乱期に藩を率いました。1811年に土佐藩主山内豊策の息子として生まれ、文政11年(1828年)に第9代藩主・黒田長韶の養嗣子となりました。1830年に長韶から家督を譲られ、正式に藩主となりました。長元はその治世で、専横していた家臣間小四郎一派を処罰し、藩政の浄化を図りました。
藩政改革では財政の安定化に努める一方で、幕府の柳間取締などで活躍しました。万延元年(1860年)に家督を六男の黒田長義に譲り、隠居後は「自笑庵」と号しました。慶応3年(1867年)、57歳で秋月にて死去し、幕末の激動期を経た藩の指導者としての役割を終えました。
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