ざっくり簡単解説!黒田長邦とは?
黒田長邦(くろだながくに)は、江戸時代中期の筑前国秋月藩第5代藩主です。1722年に第4代藩主・黒田長貞の長男として江戸で生まれ、母は上杉綱憲の娘・豊子でした。幼少期から家中の教育を受け、元文2年(1737年)に元服し、従五位下・河内守に任じられましたが、宝暦5年(1755年)には甲斐守に改めました。
1754年に父の死去により藩主となり、秋月藩の家督を継ぎました。長邦は藩主として藩政を担う中で、江戸幕府に対する重要な役割を果たし、主君徳川吉宗のもとで忠勤に努めました。しかし、在任中には特筆すべき藩政の改革や施策は見られず、比較的平穏な時代が続きました。1762年に41歳で死去し、藩主の座は長男の黒田長恵が継ぎました。
長邦は、秋月藩主として家中をまとめ、その後の藩の持続的な発展の礎を築いた人物として評価されています。
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