ざっくり簡単解説!九・六騒動とは?

1671年(今から354年前)

九・六騒動(くろくそうどう)は、江戸時代前期に大和国郡山藩で発生したお家騒動です。藩主・本多政勝の死後、その遺領15万石のうち9万石を養子の政長が、6万石を実子の政利が相続することとなりました。しかし、政利は全領地の相続を望み、1679年に政長を毒殺したとされています。この事件により、政利は播磨国明石藩へ移封され、郡山藩は政長の養子・忠国が相続し、陸奥国福島藩へ転封されました。この騒動は、藩内の権力争いと幕府の裁定が絡み合った典型的なお家騒動として知られています。

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