ざっくり簡単解説!宇都宮釣天井事件とは?
1622年(今から403年前)
宇都宮釣天井事件(うつのみや つりてんじょう じけん)は、江戸時代初期の1622年(元和8年)に発生した事件で、下野国宇都宮藩主で江戸幕府年寄の本多正純(ほんだ まさずみ)が、宇都宮城に釣天井を仕掛けて第2代将軍徳川秀忠の暗殺を謀ったとされています。釣天井は天井に仕掛けられた罠で、天井が落ちて人を殺す仕掛けでしたが、実際にはそのような仕掛けは存在していませんでした。事件は本多家の政権内での内部抗争が原因であり、本多正純は暗殺未遂の容疑で改易され、流罪となりました。この事件が真実かどうかは諸説あり、実際には他の政治的な事情が背景にあったとも言われていますが、事件の結果として本多家は改易され、宇都宮藩は幕府の直轄領となりました。
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