ざっくり簡単解説!岡田藩とは?

岡田藩(おかだはん)は、江戸時代に存在した藩で、備中国の下道郡岡田村(現在の岡山県倉敷市真備町)に藩庁を置いていました。藩は1615年に設立され、初代藩主は伊東長実で、以後10代にわたって伊東氏が藩主を務めました。藩の石高は約1万3千石で、外様大名としての立藩でした。

岡田藩は、幕末には新政府軍にいち早く帰順し、備中松山藩の討伐に参加しました。藩内では、享保3年(1718年)に領民による新本義民騒動が発生しましたが、藩主は領民の訴えに応じて賦役を解消しました。しかし、直訴に関与した4人が処刑されるなど、困難な時期もありました。

藩は1871年の廃藩置県により消滅し、その領地は岡山県に組み込まれました。岡田藩の歴史は、岡山県の地域文化や伝統に重要な影響を与えています。

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