ざっくり簡単解説!米子藩とは?

米子藩(よなごはん)は、江戸時代に存在した藩で、伯耆国(現在の鳥取県米子市)を中心に領有していました。藩の設立は慶長5年(1600年)で、初代藩主は中村一忠です。彼は豊臣政権時代の武将であり、米子城の築城を引き継いで藩を立ち上げました。米子藩の初期の石高は約3万石でした。

しかし、藩主の一忠は、内紛に巻き込まれて慶長14年(1609年)に急死し、米子藩はわずか1代で廃藩となりました。その後、米子の地は元和3年(1617年)に池田光政の領地となり、米子城は鳥取藩の支城として扱われました。以降、藩主は池田家が継承し、米子藩は鳥取藩の一部として位置づけられました。

米子藩はその短い歴史の中で、地域の文化や経済に影響を与え、特に米子城は現在も観光名所として多くの訪問者を集めています。

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