ざっくり簡単解説!播磨新宮藩とは?
播磨新宮藩(はりましんぐうはん)は、江戸時代に存在した藩で、播磨国揖東郡(現在の兵庫県たつの市新宮町)に設置されました。元和3年(1617年)、初代藩主は池田重利で、彼は本願寺の坊官から池田家に仕官し、大坂夏の陣の功により1万石を領することになりました。
最初は鵤村(いかるがむら)に陣屋を置いていましたが、寛永3年(1626年)に新宮に移転しました。藩主は重利の後、重政、薫彰、邦照と続きましたが、寛文10年(1670年)に邦照が13歳で亡くなり、藩は改易されました。
改易後は、池田家の本家である岡山藩や鳥取藩の働きかけによって邦照の弟重教が遺領の一部を継承し、交代寄合の旗本として明治まで存続しました。新宮陣屋跡は現在でも確認でき、周辺には池田氏の菩提寺である梅岳寺もあります。
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