ざっくり簡単解説!小野藩とは?

小野藩(おのはん)は、江戸時代に存在した藩で、播磨国(現在の兵庫県小野市)を中心に領有していました。藩は1636年に一柳直家によって設立され、初代藩主はこの直家です。藩主家は外様の一柳家で、当初の石高は2万8千石でしたが、後に1万石に減少しました​。

小野藩は、農業の振興に努め、特に地元特産品の生産を重視しました。また、藩政では藩校を設立し、教育にも力を入れました。戊辰戦争では新政府軍に帰順し、北越戦争にも藩兵を派遣するなど、幕末の動乱期においては積極的に行動しました​。

明治4年(1871年)には廃藩置県の影響を受けて小野県となり、その後は姫路県に編入されました。藩主家は明治2年に華族に列し、明治17年には子爵となっています。現在、小野藩の歴史や資料は小野市立好古館に収蔵されており、地域の文化遺産として大切にされています​。

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