ざっくり簡単解説!丹波柏原藩とは?
丹波柏原藩(たんばかいばらはん)は、江戸時代に存在した藩で、丹波国氷上郡柏原(現在の兵庫県丹波市)を領地としていました。藩は慶長3年(1598年)に設立され、初代藩主は織田信包です。彼は織田信長の弟で、3万6000石を与えられましたが、信包の死後、藩は改易となり、45年間は幕府の直轄地として扱われました。
元禄8年(1695年)、信包の孫である織田信休が藩主として再び入封し、以後は織田家が十代にわたって統治しました。藩内では教育が重視され、藩校「崇広館」が設立されるなど、地域の文化の発展にも寄与しました。
しかし、藩の歴史は1871年の廃藩置県により終焉を迎え、その後柏原県となり、最終的には京都府に編入されました。現在、丹波柏原藩の陣屋跡は国指定の史跡として保存されており、藩の歴史や文化を伝える重要な場所となっています。
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