ざっくり簡単解説!淀藩とは?
淀藩(よどはん)は、江戸時代に存在した藩で、現在の京都府伏見区に位置していました。元和9年(1623年)、松平定綱が掛川藩から3万5000石で入封し、藩が設立されました。この藩は、淀城を拠点に、京都の防衛を目的としていました。
藩主は松平家から始まり、次第に永井家や稲葉家が受け継ぎました。特に稲葉家は藩の歴史の中で最も多くの石高を持ち、10万2000石に達しましたが、所領が広範囲に分散していたため、財政的には厳しい状況が続きました。
淀藩は幕末期に重要な役割を果たし、最後の藩主である稲葉正邦は老中を務め、戊辰戦争にも関与しました。しかし、旧幕府の瓦解に伴い、1871年に廃藩置県が実施され、藩は消滅しました。
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