ざっくり簡単解説!大津藩とは?

大津藩(おおつはん)は、江戸時代初期に存在した藩で、近江国(現在の滋賀県大津市)に位置していました。この藩は、文禄4年(1595年)に豊臣秀吉の家臣である京極高次が6万石で城主となったことにより成立しました。高次はその後、関ヶ原の戦いで西軍に属しながらも、徳川家康と内通し、最終的には東軍に寝返ることで自らの地位を確保しました​。

慶長6年(1601年)、家康の重臣である戸田一西が大津藩の藩主となり、3万石を領有しました。しかし、その年に家康の命令で膳所城に移ることになり、藩はすぐに廃藩となりました​。大津は交通の要衝であり、特に琵琶湖を介した水運が重要視されていました。この地域の発展は、戦国時代から続く政治的および経済的な中心地としての役割に起因しています。

大津藩は短命ではありましたが、その歴史は地域に深い影響を与え、現在でもその名残が大津市の文化や地名に見られます。

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