ざっくり簡単解説!朽木藩とは?

朽木藩(くつきはん)は、江戸時代近江国(現在の滋賀県高島市朽木地区)に存在した藩で、主に朽木氏が治めていました。この藩は、室町時代から続く古い家系であり、永禄11年(1568年)には足利将軍から本領を安堵されました。戦国時代の混乱の中で、豊臣秀吉にも仕官し、文禄3年(1594年)には伊勢国の検地奉行として任命されました。

関ヶ原の戦いでは、朽木元綱は西軍に属していましたが、戦後は東軍に転じ、戦功により本領9590石を安堵されました。藩主はその後も代々朽木氏が務め、特に元綱の死後はその子孫が藩を継承しました。

藩は元和元年(1615年)には一時的に地位を維持しましたが、江戸時代中期には勢力が弱まり、最終的には廃藩置県により消滅しました。藩主の朽木氏は明治時代に至るまで士族として存続し、地域の歴史に多大な影響を与えました。

朽木藩は、その歴史の中で地域の発展や文化に寄与し、戦国時代から江戸時代にかけての大名家の一つとして記憶されています。

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