ざっくり簡単解説!久居藩とは?
久居藩(ひさいはん)は、江戸時代に伊勢国(現在の三重県津市久居)に存在した藩で、1669年に初代藩主藤堂高通が5万石で立藩しました。久居藩は、津藩の支藩として設立され、藤堂家が藩主を務めました。
藩主は津藩の家柄を引き継ぎつつ、時折藩主が交代することがありました。特に、第5代藩主の藤堂高豊以降、藩財政は悪化し、天災や凶作が相次ぐ中で厳しい状況に置かれました。第10代藩主・藤堂高兌は藩政改革を実施し、藩校「有造館」を設立するなど、文武を奨励しましたが、財政は引き続き厳しいものでした。
幕末には、藩は新政府側に協力し、戊辰戦争において旧幕府軍と戦いました。1871年の廃藩置県によって久居藩は消滅し、その領地は三重県に編入されました。久居藩は津藩と密接に関わりながら、地域の発展に寄与しました。
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