ざっくり簡単解説!清水藩とは?

清水藩(きよみずはん)は、江戸時代に存在した藩で、美濃国大野郡清水(現在の岐阜県揖斐川町清水)を領有していました。藩の設立は関ヶ原の戦い後の1600年で、初代藩主は稲葉通重です。通重は1万2000石を与えられ、清水城を本拠地としました。

清水藩は、通重が1607年に酒乱の事件を起こし、改易されるという波乱の幕開けを迎えました。そのため、藩は設立からわずか数年で廃藩となります。通重の死後、彼の子供は同族の藩主に仕官する形で藩を離れることとなり、藩の歴史は短命に終わりました。

清水藩の廃藩後、地域は幕府直轄の天領となり、その後は大身旗本の岡田氏が領主として知行地を引き継ぎました。現在、清水城跡は歴史的な遺構として保存されており、地域の歴史を知るための重要な資源となっています。

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