ざっくり簡単解説!岩滝藩とは?
岩滝藩(いわたきはん)は、江戸時代に存在した藩で、美濃国(現在の岐阜県山県市)に位置していました。この藩は、1705年に設立され、初代藩主は本庄道章で、石高は1万石でした。道章は、将軍・徳川綱吉の母である桂昌院の親戚であるため、藩主に任じられました。
藩の本拠は最初、岩滝陣屋に置かれましたが、1722年には藩庁が美濃の高富村へ移され、そこで藩の行政が行われました。岩滝藩は、地元の資源を活かした農業の振興や治水事業に力を入れ、地域の発展に寄与しました。
しかし、藩はその後、財政難に直面し、1850年代には藩主の指導力も弱まりました。明治維新後の1871年、廃藩置県によって藩は消滅し、地域は岐阜県に編入されました。岩滝藩の歴史は、武士の忠義と地元経済の発展を象徴するものとして、今も地域文化に影響を与えています。
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