ざっくり簡単解説!青野藩とは?

青野藩(あおのはん)は、江戸時代前期に美濃国不破郡青野(現在の岐阜県大垣市青野町)に存在した短命の藩です。藩は1682年に成立し、初代藩主は稲葉正休で、1万2千石の石高を持っていました。正休は若年寄に就任し、大名として認められました。

しかし、藩の運命は急転直下、1684年に江戸城内で大老の堀田正俊を刺殺したことで、正休自身も殺され、藩は改易されました。この事件によって稲葉家は絶家となり、青野藩も廃藩となりました。

藩の廃藩後、青野村は幕府領となり、その後は大垣藩の預かり地となりました。藩主であった稲葉正休は、農業に関心を持ち、村々の水利施設の整備を行い、地域の発展に寄与したとされています。

青野藩の短い歴史は、稲葉家の名声とともに、江戸時代の政治的な動乱を象徴するものとなっています。

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