ざっくり簡単解説!今尾藩とは?

今尾藩(いまおはん)は、江戸時代に存在した小藩で、美濃国の今尾(現在の岐阜県海津市)を本拠地としていました。元々、今尾城を領していたのは市橋長勝で、関ヶ原の戦いで東軍に与し、戦後に所領を安堵されましたが、1610年に伯耆の矢橋藩へ転封されました。その後、元和5年(1619年)に竹腰正信が今尾陣屋を築き、竹腰家が藩主となりました。

今尾藩は、竹腰家によって代々治められ、正式な藩としての独立は1868年の維新立藩によって実現しました。この時期、藩は3万石を有し、尾張徳川家の附家老としての地位を持ちながら、独立した藩としての運営が行われました。竹腰家は、家康に仕えたこともあり、藩主としての信頼を得ていましたが、明治維新後の廃藩置県によって藩は消滅しました。

今尾藩は、短い歴史の中で重要な役割を果たし、竹腰家の歴史や今尾城の文化的背景は、岐阜県の歴史に深く刻まれています。

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