ざっくり簡単解説!緒川藩とは?
緒川藩(おがわはん)は、江戸時代に尾張国(現在の愛知県知多郡東浦町緒川)に存在した藩で、藩庁は緒川城に置かれていました。藩は慶長6年(1601年)に、初代藩主水野分長が9820石の知行地を認められることで成立しました。分長は徳川家康の従弟で、戦国時代からの水野氏の出身です。
緒川藩は、成立からわずか5年後の慶長11年(1606年)に分長が三河の新城藩に転封されることとなり、緒川藩は廃藩となりました。藩の存在は短命でしたが、分長は緒川城を拠点に様々な事業を推進し、地域の治安や文化の振興に貢献しました。
藩の家紋は「水の流れ」であり、これは水野家の伝統を表しています。緒川藩の歴史は、三河地域や尾張の政治的な背景を反映しており、その名は地域の歴史に深く刻まれています。
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