ざっくり簡単解説!形原藩とは?

形原藩(かたのはらはん)は、江戸時代初期に三河国(現在の愛知県蒲郡市形原町)に存在した藩で、藩庁は形原城に置かれていました。藩は元和4年(1618年)に、初代藩主松平家信が1万石の大名として立藩しました。家信は関ヶ原の戦いでの功績により、安房国内で5000石の加増を受け、1万石となりました。

しかし、藩の歴史は非常に短命で、元和5年(1619年)には家信が摂津国高槻藩に移封されることが決まり、形原藩は廃藩となりました。その後、旧領は幕府の直轄地となり、地域の支配は幕府に委ねられました。

形原藩の家紋は「梅鉢」で、これは松平家の伝統を反映したものであり、藩の存在は三河地域の歴史において重要な役割を果たしました。形原藩は短期間の存続でしたが、松平家信の活動や形原城は地域の文化に影響を与え続けています。

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