ざっくり簡単解説!足助藩とは?
足助藩(あすけはん)は、江戸時代に三河国(現在の愛知県豊田市足助町)に存在した藩で、藩庁は足助陣屋に置かれていました。この藩は、元禄元年(1688年)に本多忠周が7000石の交代寄合から昇格して設立され、寺社奉行となったことにより3000石の加増を受け、合計で1万石の大名として認可されました。
しかし、藩の歴史は短く、貞享4年(1687年)に勤務怠慢により寺社奉行を免職され、元禄2年(1689年)には加増分の3000石を没収されて再び7000石の旗本寄合に降格しました。その結果、足助藩は正式に藩としての地位を失いましたが、本多家は幕末まで存続し、その名は地域に残りました。
足助藩の家紋は「三階松」で、地域の政治や文化に重要な影響を与えた藩として知られています。また、藩校の設立や地元の教育振興にも力を入れ、藩の存在は地域の発展に寄与しました。
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