ざっくり簡単解説!坂木藩とは?
坂木藩(さかきはん)は、江戸時代に信濃国(現在の長野県)に存在した藩で、藩庁は坂木村(埴科郡坂城町)に置かれていました。この藩は、天和2年(1682年)に板倉重種が蟄居(ちっきょ)することによって成立しました。重種は、武蔵の岩槻藩6万石の藩主であり、老中を務めていましたが、天和元年(1681年)に罷免され、坂木村に移封されました。
坂木藩の初代藩主、板倉重種は所領5万石を与えられ、その後、長男の板倉重寛に3万石が引き継がれました。しかし、元禄15年(1702年)に重寛が陸奥国福島藩に移封されることで、坂木藩は廃藩となり、その後は天領として幕府の直轄領となりました。
坂木藩は短命でしたが、藩主の板倉家は重要な歴史的な役割を果たし、地域の発展に寄与しました。坂木藩の跡地には、坂木陣屋が築かれ、今でも歴史的な名所として知られています。
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