ざっくり簡単解説!村松藩とは?

村松藩は、江戸時代越後国蒲原郡の村松(現在の新潟県五泉市)に存在した藩で、寛永16年(1639年)に堀直寄の次男堀直時が3万石で立藩しました。寛永21年(1644年)には陣屋を安田から村松に移し、正式な村松藩が始まりました。

藩主は堀家が代々務め、藩政では新田開発や商業の振興が進められました。しかし、村松藩は大半が山間地に位置していたため、農業生産は難しく、経済的には厳しい状況にありました。藩は幕末期には尊王攘夷の立場を取り、戊辰戦争では新政府軍に加わることとなります。

明治4年(1871年)の廃藩置県により、村松藩は消滅し、村松県を経て新潟県に編入されました。村松藩の歴史は短いものの、地域の文化や政治に影響を与えた重要な藩として、現在でもその名は地域に残っています。

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