ざっくり簡単解説!下総山崎藩とは?

下総山崎藩(しもうさやまざきはん)は、現在の千葉県野田市山崎周辺に位置し、徳川家康の家臣岡部長盛(おかべながもり)が1590年に1万2000石で封じられて成立した藩です。長盛は藩の拠点として山崎村に堤台城を築き、領内整備や藩政の基盤を固めました。1591年には堤台城を居城とし、下総山崎藩としての統治を開始しました。

長盛は関ヶ原の戦いでは徳川軍の一員として戦い、後にその功績が評価され、1609年にはさらに領地を加増されて丹波国亀山藩に転封されました。このため、下総山崎藩はわずか19年で廃藩となり、短命ながらも家康の支配拡大に貢献しました。堤台城跡は現在も野田市に残っており、地域の歴史遺産として保存されています。

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