ざっくり簡単解説!佐倉藩とは?
佐倉藩(さくらはん)は、千葉県佐倉市(旧下総国印旛郡)に位置し、江戸時代を通じて江戸の東方防衛拠点として重要視されました。1590年に徳川家康の家臣である三浦義次が1万石で封じられたのが始まりとされています。その後、1610年に土井利勝が藩主となり、佐倉城を築き城下町を整備しました。
佐倉藩は徳川譜代大名が統治し、特に幕末期の藩主堀田正睦は老中として開国政策に大きく関与しましたが、開国への反発も強く、幕府内での対立が発生しました。戊辰戦争では藩内で倒幕派と佐幕派が対立し、藩は混乱の中にありました。廃藩置県により佐倉藩は廃止され、堀田家の屋敷は現在「旧堀田邸」として文化財に指定され、佐倉城跡は観光地として保存されています。
- 最終更新日: