ざっくり簡単解説!常陸北条藩とは?
常陸北条藩(ひたちほうじょうはん)は、江戸時代に現在の茨城県つくば市北条に位置した藩で、初期には佐久間勝之が徳川家康の家臣として1万石を与えられ、1607年に立藩されました。勝之は名将として知られる佐久間信盛の子で、常陸北条藩の初代藩主を務めましたが、1615年に信濃長沼藩へ転封となり、一時廃藩状態となりました。
1682年に堀田正英が新たに1万3千石を与えられ、常陸北条藩が再興されました。堀田氏は幕府の重臣として要職を歴任しましたが、正英の子孫が家督相続の届け出に不備があったため、1688年に藩は再び廃止されました。常陸北条藩の統治は短命に終わりましたが、堀田氏の領地管理や藩運営の経験はその後の他の領地統治に活かされたとされます。
このように、常陸北条藩は再立藩と再廃藩を経て、わずかな期間で終了するものの、歴史の中で名だたる家臣団が関わった藩として知られています。
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