ざっくり簡単解説!真壁藩とは?
真壁藩(まかべはん)は、江戸時代の常陸国真壁郡(現在の茨城県桜川市真壁町)に存在した藩です。1606年、戦国武将の浅野長政が関ヶ原の戦いの功績により隠居料として5万石を与えられ、真壁藩が立藩しました。しかし、その後浅野氏が紀伊国に転封されたため、真壁藩も廃藩となり、真壁地域は隣接の笠間藩の一部となりました。
真壁藩は短命でしたが、地域の政治的・文化的な中心地としての役割を担い、真壁城と周辺に建設された真壁陣屋が町の拠点として栄えました。近隣の石材産地としても発展し、特に「真壁御影石」の産出で有名でした。また、真壁の伝統的な建造物群も江戸期の面影を色濃く残しており、現在も文化遺産として保存されています。
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