ざっくり簡単解説!西方藩とは?

西方藩(にしかたはん)は、江戸時代初期に下野国都賀郡西方(現在の栃木県栃木市)に存在した藩で、1600年の関ヶ原の戦い後、徳川家康の家臣となった藤田信吉が1万5000石で入封し、立藩されました。信吉は元々、北条氏や武田氏、上杉氏など様々な大名に仕えた経験を持ち、最終的には徳川家に仕えることで領地を得ました。

信吉は西方の地に城を築き、「西方城」や「二条城」とも呼ばれる拠点を整備しましたが、1615年の大坂夏の陣での失態が理由とされ、改易となり廃藩されました。信吉の死後、その墓は栃木市西方町の実相寺にあり、現在も地域の歴史遺産として親しまれています。

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