ざっくり簡単解説!皆川藩とは?

皆川藩(みながわはん)は、下野国皆川(現在の栃木県栃木市皆川地区)に存在した江戸時代の藩で、3度の立藩と廃藩を繰り返したことで知られます。最初の立藩は戦国時代の大名皆川広照によって行われ、1590年に家康から1万3000石を与えられて成立しましたが、子孫が絶えたことで廃藩となりました。

1640年に松平重則が1万500石で再び皆川藩主として封じられ、藩が再建されましたが、その孫である重利の夭折により無嗣断絶で再び廃藩に。その後、1699年には米倉昌尹が新たに1万5000石で皆川藩主となり、陣屋を構えて領地を統治しました。しかし、1722年に米倉家が武蔵国金沢(現在の神奈川県横浜市)に転封されたことで皆川藩は最終的に廃藩となりました。

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